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トイ・プードルもオスとメスでかかりやすい病気が違う!?

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人間も男性と女性でかかる病気が違うように、オスとメスでかかりやすい病気が異なります。

オスとメスの生殖器の構造が違うためですね!

トイ・プードルを含めた犬は、オスだと去勢手術、メスだと避妊手術をしていない場合、生殖器の病気にかかりやすいと言われています。

去勢手術や避妊手術をしていれば、比較的かかりにくくなるのです。

そのため、その子の子孫を残さないつもりであれば、成犬になる手前の8~10ヶ月頃までには去勢手術や避妊手術を済ませてあげた方が、後々の大きな生殖器の病気にはかかりにくくなる可能性が高いですよ!

 

睾丸が見つからない!「停留睾丸」とは?

停留睾丸(ていりゅうこうがん)とは、胎児のときにお腹の中でできた睾丸(精巣)が、通常生後2ヶ月頃に移動して陰嚢(いんのう)内に収まるはずが、移動せずにお腹の中で留まってしまう病気です。

「停留精巣(ていりゅうせいそう)」とも呼びます。

オスのみに起こり、小型犬に多い病気で、オスの約1~10%の確率で起こると言われています。

稀に成犬になると陰嚢内に移動してくる場合もありますが、長く留まっているとガンになる可能性が非常に高いので、早めに去勢手術した方が良いですよ!

去勢手術をしておらず、停留睾丸を放っておいたトイ・プードルの場合、精巣ガンになってしまう確率が6~10倍も高いのです!

 

<症状は?>

停留睾丸は、睾丸が陰嚢に降りてこないだけなので、トイ・プードル自体、痛みや不快感を感じません。

そのため、よく観察しておかないと、発見が遅れてしまうのです。

成犬になっても睾丸が見つからない場合や、発情期が来ていない場合は停留睾丸の可能性が考えられますので、病院で見てもらった方が良いですね!

 

睾丸の大きさが違う!?「精巣腫瘍」とは?

精巣腫瘍(せいそうしゅよう)とは、精巣の中に腫瘍ができてしまう病気のことです。

精巣はオスにしかありませんので、もちろんオスのみに発症しますが、去勢手術をしていないオス犬に最も多く発症してしまいます。

精巣の中には「精細管」という管があり、その中には、精子を作る精粗細胞や男性ホルモンを作るライディッヒ細胞などのさまざまな細胞があります。

それらの細胞の中のいずれかが腫瘍になることを精巣腫瘍と言うのです。

この腫瘍は、ほとんどの場合良性であることが多いと言われているため、早期発見して手術をすれば治るのですが、発見が遅れてしまったり、発見しても放っておいたりすると、命に関わりますので、日頃から愛犬をよく見ておくことが大切です!

 

<症状は?>

症状は、睾丸が腫れる、被毛が抜ける、食欲がなくなる、お腹の周りが膨れる、血尿が出るなどがあります。

その中でも、睾丸が腫れる症状が最も特徴的です。

左右の睾丸の大きさが全く違うことで、飼い主が気付くことが多いようですよ!

また、メス化が見られることもあり、乳腺が張るという症状が出ることもありますね。

精巣腫瘍を起こさないようにするためにも、子孫を残さないのであれば、発情期が来る前に去勢手術をしておきましょう!

 

子宮の中に膿が溜まってしまう「子宮蓄膿症」とは?

子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)とは、外陰部から子宮の中に細菌が入ってしまい、膿が溜まってしまう病気です。

子宮はメスにしかありませんので、もちろんメスのみに発症しますが、避妊手術をしていない、一度も子どもを産んだことがない、前回の出産から何年も経っているメス犬に多く発症します。

基本的には高齢の犬に発症しやすいですが、成犬になっていない若い犬に発症することもありますよ。

 

<症状は?>

子宮蓄膿症になりたての初期の症状は基本的に何も症状が出ませんが、水を大量に飲む、尿の回数や量が増えるなどの行動が見られたら、少し注意して観察してください!

病気が進行してくると、膿のようなおりものが出る、血が混ざったおりものが出る、子宮の中に膿が溜まっているためにお腹が膨らむなどの症状も出てきます。

そうなると、膿が出てくるために、陰部を舐めたりします。

また、熱が出たり、食欲がなくなったり、嘔吐をしたりしてきたら、かなり悪化してしまっている可能性がありますので、すぐに病院に連れて行ってくださいね!

子宮蓄膿症は、命に関わる危険性のある病気なので、早期発見が重要になりますよ!

まだ発情期が来ていないメスの子を飼っている人は、早めに避妊手術をすることをお勧めします!

 

おっぱいの部分にしこりが…「乳腺腫瘍」とは?

乳腺腫瘍(にゅうせんしゅよう)とは、乳腺にできた腫瘍のことを言います。

腫瘍ができる原因ははっきりと分かっていませんが、エストロゲンなどの女性ホルモンの乱れが原因ではないかと言われていますね。

腫瘍には、良性と悪性の2種類があるのですが、悪性腫瘍のことを「ガン」と呼び、転移することが多いです。

ただし、良性腫瘍と悪性腫瘍は5:5の割合だそうで、乳腺腫瘍のうち、75%の割合で、乳腺を摘出すれば完治が期待できるそうですよ!

乳腺腫瘍は、8~10歳ほどのシニア期に発症することが多いですが、少しの割合で、若い犬にも見られます。

子宮蓄膿症と同じく、発情期に入る前に避妊手術をすれば、発症の確率はかなり低くなりますよ!

乳腺腫瘍は子宮の病気と違い、オスもかかる可能性が0ではないことも、頭の片隅で覚えておいてくださいね。

 

<症状は?>

症状は、乳首の部分にしこりができることが、非常に特徴的です。

乳首だけでなく、乳腺が通っている、わきの下や下腹部、脚の付け根にもしこりができることもありますよ。

腫瘍にも良性と悪性がありますが、その見分け方としては、良性はしこりの大きさが1cm以下と小さい、悪性は1cm以上と大きいということです。

また、大きくなればなるほど悪性の可能性は高く、転移の可能性も高いのです!

そうなると、摘出も難しくなってしまいます。

犬自体が表す症状はほとんどありませんが、悪性の場合、乳腺から血や膿が出たり、しこりに熱があったりしますので、日頃からスキンシップをとって、注意深く観察しておくことが大切になりますよ!

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